秀衡塗の伝統的な意匠を描いた「秀衡椀」
会席の煮物椀。雑煮椀として定番の蓋付。
伝統的な漆絵を描いた「秀衡椀」。
黒を基調に、弁柄で描かれる雲形、金箔で表現される有職菱文、伝統技法である「漆絵」で松の漆絵が描かれ、バランス良く仕上げられます。
本金箔、本漆を使用し、栃の木を削りだした木地に加飾されます。
塗面は「塗り立て」もしくは「花塗」と呼ばれ、塗師が上塗りをして塗りが仕上がります。
最後に磨く作業が無く、落ち着いた漆本来の艶になっています。
この塗面は東北地方では浄法寺塗りや川連塗で見られる技法で、使い込むほどに艶が増していきます。
伝統技法である「漆絵」は習得に長い期間が掛かります。
蒔絵と違い、筆の勢いで描く書き方は熟練の技術を持った職人のみが出来る芸当です。
また、秀衡塗に欠かせない、金箔は、漆が半乾きになるのを見定め貼られます。
この短い時間に金箔を貼らないと、金箔が付かずにすぐに剥がれてしまいます。
最後に金箔が取れないように、止め漆といって、金箔の上を透明な生漆でコーテイングします。
煮物椀、雑煮椀にどうぞ。
寸法 | 直径 約12.8cm×高さ 約9.5cm |
容量 | 約330ml |
素材 | |
重量 | 約190g |
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